会長挨拶

 私は、齊藤 純会長のあとを受け、新会長として皆様のご承認をいただきました水谷光一です。微力ではございますが、東京都の生活科・総合的な学習の時間の普及・発展のために精いっぱい尽力してまいりたいと思います。

 さて、今年度は、生活科・総合的な学習にとって、また、私たちの本研究会にとっても大事な年度です。それは、新学習指導要領の告示がされ、6月に解説も示され、趣旨の周知徹底の年であるということ。また、新しい文部科学省初等中等教育局生活総合の教科調査官に渋谷一典先生がご就任されたこと。そして、東京都として、来年度に関東ブロック大会、平成34 年度に関東ブロック大会及び全国大会を開催することが挙げられるからです。

 新学習指導要領総則の解説では、改訂の要点として、「総則については、今回の改訂の趣旨が教育課程編成や実施に生かされるようにする観点から、①資質・能力の育成を目指す『主体的・対話的で深い学び』の授業改善を進める,②カリキュラム・マネジメントの充実,③児童の発達の支援,家庭や地域との連携・協働を重視するなどの改善を行った。」とあります。この3点は、生活科・総合的な学習で進めてきたこととであります。私たちの教育研究会で進めてきたことであります。つまり、生活科・総合的な学習は今回の新学習指導要領の要であるわけですから、私たちは、今回の改訂の趣旨を周知させる任があるとも言えます。東京都全体に目を向けると、本研究会では当たり前の取組もまだ実践されていない事実に直面します。私も生活科・総合的な学習に長くかかわってきましたが、その本質はなかなか理解されにくいと感じてきました。それは生活科・総合的な学習のような教科領域では一から単元を作るため、根本の考え方を変えなくてはならず、そのためのエネルギーが必要だからです。

 総会では、今年、新しく教科調査官になられた渋谷一典先生に新学習指導要領について講演をしていただきました。また、627() 渋谷区立代々木山谷小学校:第1学年 生活科「なつだ あそぼう」中川多恵子指導教諭の研究授業では、その授業で見られた主体的に学び続けている子供たちの姿をもとに「子供の主体的・対話的で深い学びを促すための生活科授業の工夫」という演題で講演をしていただきました。まさに、今求められている授業改善と子供たちの姿をつなぎ、分かりやすくご指導いただきました。渋谷一典先生にご指導を仰ぎながら、しっかりと研究を進めてまいります。

 そして、来年度の関東ブロック大会、平成34 年度の全国大会では、本研究会の研究推進委員や研究員の皆様が、新学習指導要領の移行期である来年、そして、本格実施の5年後の大会で、中心になって研究に運営に活躍していただくこととなります。今から新学習指導要領の主旨をしっかりと踏まえ研究を推進し、授業の質を高め、主旨を広げていくことが大切です。以上のように今年度は、私たちの本研究会にとって、大事な年度で、大きな課題があるわけですが、今まで本研究会が進めてきたことを理解してもらい、広げる最大のチャンスの年であるととらえ、都生総研に所属される皆様は、これからの教育改革の中心になるべく人として、今まで以上に自信をもって研究を深めていくことを願っています。今まで、積んできた実践の質をさらに高め、一つ一つの実践をつなぎ、具体の姿を理論ともしっかりとつなぎ、結び付けてください。そして、東京の隅々まで届くように発信していきましょう。

 新たなスタートです。役員一同、皆さんが思いきり研究を進められるよう運営してまいりたいと思います。各分科会、研究員の皆様は、会として課された課題のみならず、各自の課題も明確にして、実践の質を高め、それらを会として、つなぎ、発信できるようご尽力いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。



    墨田区立緑小学校 校長 水谷 光一


 

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