会長挨拶

 さる5月14日(火)に、渋谷区立神宮前小学校において、令和元年度東京都小学校生活科。総合的な学習教育研究会の総会。研究会を開催いたしました。ご来賓として、文部科学省初等中等教育局教科調査官の渋谷一典先生、東京都教職員研修センター指導主事の岡田江奈実先生に加え、多くの顧問の先生方にご出席いただきました。
 総会では、昨年度の事業報告と会計報告の後、新役員案および本年度の各計画案の審議をいただきました。その折に、水谷光一会長のあとを受け、新会長として皆様からご承認をいただきました齋藤等でございます。これまでの諸先輩方が築き上げてきた伝統ある本研究会の会長という大役を担う責任と不安を感じておりますが、生活科と総合的な学習の時間の更なる充実・発展のために、東京都各区市の小学校や研究会でご尽力いただいている皆様とともに、精一杯努力していく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、昨年度は11月30日に、渋谷区立千駄谷小学校において、関東大会(東京大会)を開催し、7つの分科会全てが、ここ数年間継続して取り組んできた研究をまとめ、発表いたしました。これらは、平成22年度関東大会・24年度全国大会での発表を基盤として毎年、都や全国各地の研究会において、本会が成果と課題等を発信し、積み上げてきた研究内容の集大成といえるものです。
 折しも、次年度からは、新学習指導要領の全面実施となり、「主体的・対話的で、深い学び」や、これからの時代に生きる児童に必婁な資質・能力の育成など、生活科と総合的な学習の時間が大切にしてきた授業づくりの視点と軌を一にした学習活動の更なる充実や推進が求められております。
 こうした状況を踏まえ、昨年度の冬季研究会にて皆様で意見交換し、役員会や論点整理委員会においても検討を重ねてきた結果、本年度は令和4年度の全国大会の開催を見据えながら、研究内容・体制の再構築を行うことにいたしました。
全体の研究主題は、「新学習指導要領を踏まえた生活科・総合的な学習の時間の充実」という大きな枠組みにしました。これは、各人が従前の研究の視点等にこだわらず、新学習指導要領の趣旨を十分に踏まえた生活・総合のよりよい授業実践を積み重ねていくことを第一の目標とするためです。
研究体制としては、生活で3分科会(A,B,C)、総合で3 分科会(D,E,F)、生活総合の両者を扱う1分科会( G)の計7分科会としてスタートしました。 こでは、各分科会が独自に研究内容。方法。主題等を決めていくことができるよう、「授業や単元の、はじめ(AとD)、なか(BとE)、おわり(CとF)を仮の切り口とする」ことだけを決めごとにしました。どの分科会もまだ数回しか集まれていないようですが、新しいメンバーでの協議は、新鮮で活発な話合いが行われていると聞き、頼もしく感じております。
秋から冬にかけて、各分科会では、自分たちの授業実践を見合う機会なども設け、それぞれの授業のよさや課題等を協議していくことで、授業改善や研究に関する新たな視点等を見出し、次の冬季研究会での報告や協議によって更に深め、次年度以降につなげる一年間としたいと考えております。
 このように、本年度は、令和4年度に向けて新たな一歩を踏み出すための重要な期間となります。しかし、それは新たな研究の視点や理論を生み出すことが主目的ではなく、あくまでも、先生方の授業によって、生活や総合の授業が楽しい・待ち遠しい、また、この学習で身に付いた学力がある、自信がついたという子供たちを増やすことが何より重要なことであり、それが第一の目標です。また、こうした授業づくりは、時間や手間がかかることでもありますが、授業づくりの楽しさを私たち自身が感じられることも大切にしたいです。ぜひ、こうした目標の下に集まり、思い切り実践や研究に取組める、ますます魅力ある研究会になるよう、皆さんで取り組んでいきましよまた、役員の皆様方には、助言者として各分科会を支えていただきながら、知恵を出し合い、よりよい運営ができるよう、力を合わせていきましょう。
 本年度も、どうぞよろしくお願いいたします。

渋谷区立神宮前小学校 校長:齋藤 等

 
 


 

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